美容師を雇うには管理美容師免許が必須！

美容室を経営する上で欠かせないのが、「管理美容師免許」です。
なぜなら、管理美容師免許は美容師さんを雇う場合に必須となるからです。

このコラムでは、管理美容師の概要や資格の取得条件、手続きについても解説していきます。

管理美容師とは美容室の衛生管理責任者です。
お店が清潔に保たれているか、必要な消毒設備を設けているか、照明が明るいか、十分な換気がされているかなどを確認する役割があります。

衛生上のトラブルが起きた際にも、速やかに対処することが求められます。

美容師法では、お店に常時2名以上の美容師がいる場合は管理美容師を置く決まりとなっています。
そのため、一人でも新しい美容師を雇うなら管理美容師免許は必須となります。

人を雇わないのであれば必要ありませんが、後々のことを考えれば取っておいたほうが無難です。

なお、管理美容師免許は経営者が持っていなくても、同じ資格を持つ人を雇っていれば大丈夫です。
ただしその場合は、資格者が退職した後のリスクに注意しましょう。

管理美容師免許を取得するには、美容師として3年の実務経験をしたうえで、さらに各県が指定する講習を修了する必要があります。

講習は「公衆衛生について4時間」「美容室の衛生管理について14時間」の計18時間で、3日間かけて行われます。
県によって年間の開催件数や開催時期は異なるため、場合によっては他県で受講しなければならないので注意しましょう。

受講の申し込みは管理理容師・管理美容師資格認定講習会開催案内のHPで行います（郵送でも可能）。
申し込み完了後に、以下の書類一式が郵送されてくるので、必要事項を明記し、返信用封筒に入れて郵送します。

受講申込書用紙には受講料の振替払込請求書兼受領証の原本を貼ります。
受講料は金沢の場合は16,000円となっています。

業務従事証明書は現在働いているオーナーや店長に、記入してもらいましょう。

管理美容師免許はお店に常時2名以上の美容師がいる場合に必要な資格なので、最初から美容師を雇う予定がなくても、持っておいて損はありません。

ただし、取得のための講習会受講に3日かかってしまうことを考えれば、本格的な開業準備を始まる前に取得しておくのが理想的かと思われます。

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